若年性特発性関節炎
概要・推奨
概要
- 若年性特発性関節炎(JIA)は、16歳未満で発症し、少なくとも6週間以上持続する原因不明の慢性関節炎と定義されます。
- ILAR分類基準に基づき、全身型、少関節炎型(持続型・進展型)、RF陰性多関節炎型、RF陽性多関節炎型、乾癬性関節炎型、付着部炎関連関節炎型、分類不能関節炎型の7つの病型に分類されます。
- JIAの病型の中では、関節リウマチに病態が比較的類似する少関節炎型および多関節炎型が主です。
- 多関節炎型は、発症から6ヵ月以内に5ヵ所以上の罹患関節を認め、リウマトイド因子(RF)の有無によってRF陰性多関節炎型とRF陽性多関節炎型に分類されます。
- 少関節炎型は、発症6ヵ月以内の罹患関節数が4ヵ所以下にとどまる病型です。
- RF陽性多関節炎型は、他の病型と比較して関節破壊のリスクが高く寛解率が低いため、成人期にも医療の継続を要する可能性が高い病型です。
- JIA少関節炎型および多関節炎型における重要な関節外症状として、ぶどう膜炎が挙げられます。
推奨
- JIA 少関節炎型・多関節炎型の患者(児)に,MTX 投与を推奨します。
- JIA 少関節炎型・多関節炎型の患者(児)に,AZA,SASP,LEF を投与しないことを推奨します(条件付き)。
- JIA 少関節炎型・多関節炎型の患者(児)に,csDMARD による治療に追加して短期間の副腎皮質ステロイドの全身投与を行わないことを推奨します(条件付き)。