肩鎖関節脱臼

概要・推奨

概要

  • 肩鎖関節脱臼は、肩鎖関節を支持する肩鎖靱帯や烏口鎖骨靱帯が損傷することで、鎖骨遠位端が肩峰に対して転位する外傷性疾患です。
  • 主に肩の外側を直接強打するなどの直達外力によって発生し、柔道やラグビーなどのコンタクトスポーツや、自転車・バイクからの転倒、交通事故などで多く見られます。
  • 損傷の重症度は、一般的にRockwood分類を用いて評価されます。

推奨

  • 診断には、まず単純X線撮影が推奨されます。健側との比較やストレス撮影が転位の程度の評価に有用です。
  • 鎖骨遠位端骨折や肩峰骨折などの合併骨折の評価には、CT検査が推奨されます。
  • 軽症から中等症の脱臼(Rockwood分類 Type I, II)に対しては、三角巾やスリングによる固定、鎮痛薬、リハビリテーションなどの保存的治療が推奨されます。