関節リウマチ

概要・推奨

概要

  • 関節リウマチは、関節滑膜炎を主座とする自己免疫疾患です。
  • 遷延性・破壊性の関節炎が特徴で、疼痛や不可逆的な関節変形による身体機能障害を生じ、関節外症候を併発することがあります。
  • 近年の治療の進歩により、多くの患者さんで寛解が治療目標となり、関節破壊の防止が可能となってきています。
  • 治療目標は、疾患活動性の低下と関節破壊の進行抑制を介して、長期的な生活の質(QOL)を最大限まで改善し、生命予後を改善することです。
  • 治療は薬物療法だけでなく、リハビリテーションや手術といった非薬物療法も含まれる集学的なアプローチが重要です。
  • 治療方針の決定は、患者さんとリウマチ医の協働的意思決定に基づき、疾患活動性や安全性、合併症などを考慮して行われます。
  • この記述の対象は、成人の関節リウマチに加え、高齢者、妊娠・授乳期、若年性特発性関節炎(少関節炎型・多関節炎型)も含まれます。

推奨

  • 治療目標は臨床的寛解もしくは低疾患活動性の達成と維持であり、原則として6か月以内に達成できない場合は治療法の変更を検討することが推奨されます。
  • 関節リウマチと診断された後は、禁忌でなければメトトレキサート(MTX)による治療を開始することが推奨されます。
  • MTXで効果が不十分な場合は、生物学的製剤(bDMARD)またはヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の追加が推奨されます。