声帯ポリープ・ポリープ様声帯・声帯結節・喉頭肉芽腫

概要・推奨

概要

  • 声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯結節、喉頭肉芽腫は、嗄声(声がれ)を主症状とする代表的な喉頭の良性疾患群です。
  • 声帯ポリープは、主に声の乱用が原因で声帯粘膜の血管が破綻し、限局性の隆起が生じる病変です。多くは片側性です。
  • ポリープ様声帯は、喫煙が最大の危険因子とされ、声帯のReinke腔に浮腫様の液体が貯留する病態です。通常は両側性で、声帯全体が腫脹し、低く嗄れた声が特徴です。
  • 声帯結節は、持続的な声の酷使により、声帯膜様部の中央の対向する部位に生じる小さな隆起です。両側性であることが多く、教師や歌手など声を多用する職業の人に好発します。
  • 喉頭肉芽腫は、気管挿管による機械的刺激や胃食道逆流症による化学的刺激が原因で、声帯後方の声帯突起部に形成される肉芽組織です。

推奨

  • 嗄声を主訴とする患者の診断には、喉頭内視鏡検査(硬性鏡またはファイバースコープ)による声帯の視診が推奨されます。
  • 声帯振動の詳細な評価のために、喉頭ストロボスコピー検査の実施が推奨されます。
  • 声帯結節の治療では、第一選択として音声衛生指導と音声治療が推奨されます。