低血糖
概要・推奨
概要
- 動悸、発汗、脱力、意識レベルの低下などの低血糖症状がある場合、または血糖値が通常70 mg/dL未満の場合に低血糖と診断し、対応します。
- 糖質の摂取による回復まで確認できない場合も多いですが、Whippleの3徴を満たしていることが確認できれば、さらに低血糖らしさは高まります。
- 低血糖の際には、速やかにブドウ糖を中心とした糖質の経口摂取(ブドウ糖として5〜10 g)や、ブドウ糖の静脈内投与(ブドウ糖として10〜20 g)、またはグルカゴンの筋肉内注射や点鼻を行います。
- 一度症状が回復しても再発や遷延することがあるため、注意深い経過観察と処置が必要です。
推奨
- 低血糖症状がある場合、または血糖値が通常70 mg/dL未満の場合は、低血糖と診断することが推奨されます。可能であれば、血糖自己測定器などで血糖値を確認します。
- 意識があり経口摂取が可能な場合は、速やかにブドウ糖5〜10 gまたはブドウ糖を含む飲料を摂取することが推奨されます。α-グルコシダーゼ阻害薬を服用中の患者には、必ずブドウ糖を摂取させます。
- 意識がない、または経口摂取が困難な場合は、グルカゴン1mgの筋肉内注射やグルカゴン点鼻粉末剤3mgの点鼻をした上で、静脈注射でのブドウ糖液投与が必要です。また、速やかに医療機関へ搬送することが勧められます。