HPVワクチン接種
概要・推奨
概要
- ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんやその他のHPV関連疾患の原因となるHPV感染を予防するワクチンです。
- 日本で接種可能なワクチンには、2価ワクチン(サーバリックス®)、4価ワクチン(ガーダシル®)、9価ワクチン(シルガード®9)の3種類があります。
- 2価ワクチンはHPV16型と18型、4価ワクチンはそれに加えて6型と11型、9価ワクチンはさらに31・33・45・52・58型の感染を予防します。
- 2価および4価ワクチンは子宮頸がんの約60~70%、9価ワクチンは約90%を予防することが期待されています。
- 4価および9価ワクチンは、尖圭コンジローマの予防効果もあります。4価ワクチンは肛門がんおよびその前駆病変に対しても予防効果があります。
- 4価ワクチンは9歳以上の男性にも適応があり、肛門がんと尖圭コンジローマの予防効果が承認されています。
- ワクチンは既に成立したHPV感染や病変に対する治療効果はなく、HPVに感染する前の接種が最も効果的です。
- 日本では、小学校6年から高校1年相当の女性が定期接種の対象です。
- 積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した1997年度から2007年度生まれの女性を対象に、2022年4月から2025年3月までの3年間、公費でのキャッチアップ接種が実施されていました。キャッチアップ接種の期限は2025年3月31日までとなっていましたが、2022年4月1日から2025年3月31日までにHPVワクチンを少なくとも1回接種している方は、残りの接種期限が2026年3月31日までに延長されました。
- 2023年4月より、9価ワクチンも定期接種の対象となりました。9価ワクチンの接種回数は、15歳の誕生日の前日までに初回接種を開始する場合は2回、15歳以上で開始する場合は3回です。
推奨
- HPVワクチンは、10~14歳の女性に最も接種が推奨されます。
- 次に、15~26歳の女性にも接種が推奨されます。
- 27~45歳の女性も、希望する場合には接種することができます。