くも膜下出血
概要・推奨
概要
- 急性期破裂脳動脈瘤治療後の腰椎ドレナージ留置は、症候性脳血管攣縮および遅発性脳虚血の発生を抑え、転帰を改善することが示されています。これは血管内治療後だけでなく外科治療後にも推奨されます。
- 遅発性脳血管攣縮発症前のtriple H療法は、有効性が実証されておらず、うっ血性心不全や出血性合併症のリスクを増加させることが報告されているため、行うべきではありません。
- 近年ではクラゾセンタンを用いたくも膜下出血術後管理が普及しており、多量の補液は胸水貯留を増やすだけで有害であると広く認識されています。
推奨
- 急性期破裂脳動脈瘤治療後には、腰椎ドレナージの留置が妥当です。ただし、急性期外科治療(開頭術)例では、脳槽ドレナージの留置も妥当です。
- クラゾセンタンや、ファスジル、オザグレルナトリウムを静脈内投与することは妥当です。
- 遅発性脳血管攣縮発症前のtriple H療法は科学的根拠がないので、行うべきではありません。