カテーテル関連血流感染(CRBSI)

概要・推奨

概要

  • カテーテル関連血流感染症(CRBSI)は、医療コストの増大、入院期間の延長、院内死亡率の上昇に関連しますが、適切な手段によって予防することが可能です。
  • 米国では、集中治療室(ICU)において毎年8万件の中心静脈カテーテル関連血流感染症が発生すると推定されています。
  • 感染リスクは、血管内デバイスの種類、カテーテルの使用目的、刺入部位、留置期間、患者の背景、予防指針の使用状況などによって異なります。
  • 短期留置型カテーテルとは、14日以内の留置期間のものを指します。
  • 感染経路は、短期間使用のカテーテルでは皮膚の刺入部からカテーテルの外側に沿って感染が広がり、長期間使用のカテーテルではハブや接続口が感染巣となり内腔に感染が広がることがあります。
  • 主な原因微生物は、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌です。グラム陰性桿菌やCandida属も原因となります。
  • 原因微生物はバイオフィルムを形成することが知られており、これにより抗菌薬が浸透しにくく、効果が得られにくいことがあります。

推奨

  • カテーテル関連血流感染症(CRBSI)が疑われ、カテーテルを抜去する際には、カテーテル培養を行うことが推奨されますが、ルーチンで培養を行うことは推奨されません。
  • カテーテル先端の定性培養は推奨されません。
  • 短期留置型カテーテルの先端培養には、ロールプレート法(半定量培養)が推奨されます。