転移性骨腫瘍
概要・推奨
概要
- 骨転移は、肺がん、乳がん、前立腺がんなどで高頻度に認められます。
- 骨転移は疼痛、病的骨折、脊髄圧迫、高カルシウム血症などの骨関連事象(SRE)を引き起こし、生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります。
- 放射線治療は、骨転移による症状を緩和し、QOLを改善するための重要な治療法です。
- 放射線治療の目的には、疼痛緩和、病的骨折の予防、脊髄圧迫症状の緩和、オリゴ転移に対する根治的治療などがあります。
- 治療法としては、通常の外部照射と、体幹部定位放射線治療(SBRT)があり、骨折などが危惧される場合には手術療法も検討されます。
推奨
- 有痛性骨転移に対しては、疼痛緩和を目的とした放射線治療が推奨されます。
- 線量分割としては、30Gy/10回や20Gy/5回などの分割照射だけでなく、8Gyの単回照射も標準治療の一つとして推奨されます。
- 直径5cm以下の有痛性脊椎転移に対しては、体幹部定位放射線治療(SBRT)も選択肢として提案されます。