蛇咬傷
概要・推奨
概要
- 蛇咬傷は、毒蛇に咬まれることによって生じ、局所の腫脹・疼痛・壊死や、全身性の出血傾向、神経麻痺、急性腎障害など多彩な症状を呈する疾患です。
- 日本では、主にニホンマムシ、ヤマカガシ、ハブ類が臨床的に重要な毒蛇です。
- 蛇毒の成分は蛇種によって異なり、出血毒、神経毒、筋肉融解毒などが複合的に作用して症状を引き起こします。
- 毒が注入されないドライバイト(dry bite)の場合もありますが、初期段階での鑑別は困難であるため、一定時間の経過観察が必要です。
- 適切な初期対応と迅速な医療機関への搬送、専門的治療が救命と後遺症の軽減に不可欠な救急疾患です。
推奨
- 蛇に咬まれた場合、患者を安静に保ち、速やかに医療機関を受診させることが推奨されます。
- 咬まれた部位を縛る(緊縛)、切開する、口で吸引するといった行為は、組織障害を悪化させる可能性があり推奨されません。
- 創部は清浄な水で洗浄することが推奨されます。