爪白癬

概要・推奨

概要

  • 爪真菌症は、爪甲、爪床、またはその両方に生じる真菌感染症です。
  • 爪白癬の病型は、遠位側縁爪甲下真菌症(DLSO)、表在性白色爪真菌症(SWO)、近位爪甲下爪真菌症(PSO)、endonyx onychomycosis(EO)、全異栄養性爪真菌症(TDO)の5型に分類されます。
  • 爪白癬の多くはDLSOであり、爪甲の遠位部または側縁部から爪甲下に皮膚糸状菌が侵入して生じます。
  • 診断にあたっては、爪真菌症以外にも爪の変形をきたす多くの疾患があるため、確定診断のために真菌検査を行うことが重要です。
  • 治療は経口抗真菌薬の内服が原則でしたが、近年、外用薬も使用可能となりました。
  • 内服療法では、テルビナフィン、イトラコナゾール、ホスラブコナゾールが用いられます。
  • 外用療法では、エフィナコナゾールとルリコナゾールがあり、抗真菌薬の内服ができない、あるいは内服を希望しない患者に使用されます。
  • 難治性の爪真菌症に対しては、外用薬の効果を高める補助療法として、尿素軟膏による爪甲除去や外科的抜爪術が行われることがあります。

推奨

  • 爪白癬にテルビナフィンの内服を行うよう強く推奨されます。
  • 爪白癬にイトラコナゾールのパルス療法を行うよう強く推奨されます。
  • 爪白癬にホスラブコナゾールの内服を行うよう強く推奨されます。