常位胎盤早期剝離
概要・推奨
概要
- 常位胎盤早期剝離は、およそ100妊娠に1例の頻度で発生します。
- 重要なリスク因子として、常位胎盤早期剝離の既往、高年齢(35歳以上)、喫煙、IVF-ET、妊娠高血圧症候群、切迫早産(前期破水)、外傷(交通事故など)が挙げられます。
- 分娩に関連した脳性麻痺の原因分析では、単一の病態として最も多いと報告されています。
推奨
- すべての妊婦に対し、常位胎盤早期剝離の初期症状(性器出血、腹痛、胎動減少など)に関する情報を提供することが考慮されます。
- 妊婦が妊娠後半期に切迫早産様の症状や胎動減少を伴う腹痛を自覚した場合は、常位胎盤早期剝離も疑い、胎児心拍数モニタリングを行うことが勧められます。
- 腹部打撲では軽症であっても常位胎盤早期剝離に注意し、特に子宮収縮を伴う場合には、胎児心拍数モニタリングによる継続的な監視を行うことが勧められます。