脊椎分離症、脊椎分離すべり症
概要・推奨
概要
- 脊椎分離症は、主にスポーツ活動などによる繰り返しのストレスが腰椎に加わることで、椎弓の関節突起間部に疲労骨折が生じた状態です。腰椎分離症とも言われます。
- 特に成長期のスポーツ選手に好発し、第5腰椎に最も多く発生します。
- 主な症状は、体幹を伸展(後ろに反らす)したり回旋(ひねる)したりする動作で誘発される腰痛です。
- 脊椎分離症に続いて、上位の椎体が下位の椎体に対して前方にずれる状態を脊椎分離すべり症と呼びます。
- 脊椎分離すべり症では、腰痛に加えて、下肢の痛みやしびれといった神経根症状を伴うことがあります。
推奨
- 成長期でスポーツ活動歴のある患者が運動時の腰痛を訴える場合、脊椎分離症を念頭においた診察と画像評価が推奨されます。
- 画像診断では、まず単純X線撮影(正面・側面・斜位像)を行うことが推奨されます。斜位像は分離部の描出に有用です。
- 単純X線撮影で診断が困難な場合や、骨折線の詳細な評価が必要な場合にはCT検査が推奨されます。