痛風(痛風発作, 痛風関節炎)
概要・推奨
概要
- 痛風は、関節内に沈着した尿酸一ナトリウム(MSU)結晶が原因で発症する関節炎です。その多くは、急性の単関節炎である痛風発作として現れます。
- 高尿酸血症が基礎病態であり、遺伝的素因に食生活の欧米化といった不適切な生活習慣が加わって発症する、現代人に多く見られる生活習慣病です。
- 2019年の調査では、日本の痛風患者は125万人、その背景となる高尿酸血症の患者は1,000万人と推定されています。
- 痛風結節は、組織に沈着したMSU結晶とそれを取り巻く炎症細胞などによって構成されるものです。
- 高尿酸血症は、痛風のほかに尿路結石や腎障害のリスクとなります。
推奨
- 急性痛風関節炎(痛風発作)は薬物治療の適応です。治療はできるだけ早く開始し、症状が軽快したら中止することが推奨されます。
- 痛風発作の治療薬として、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、コルヒチン、グルココルチコイドが推奨されます。これらは臨床経過、重症度、合併症、併用薬などを考慮して選択します。
- 尿酸降下薬の投与開始後に起こる痛風発作を予防するため、コルヒチンを長期的に投与することが推奨されます。