低体温

概要・推奨

概要

  • 低体温は、深部体温が35℃未満に低下した状態と定義されます。
  • 重症度により、軽症(32-35℃)、中等症(28-32℃)、重症(28℃未満)に分類されます。
  • 原因は、寒冷環境への曝露による偶発性低体温症と、基礎疾患(内分泌疾患、中枢神経疾患、敗血症など)や薬物の影響による二次性低体温症に大別されます。
  • 低体温は、心血管系、中枢神経系、凝固系など全身の臓器に機能障害を引き起こし、致死的な不整脈や心停止に至る可能性がある重篤な病態です。

推奨

  • 正確な体温評価のために、腋窩や鼓膜ではなく、食道、膀胱、または直腸での深部体温測定が推奨されます。
  • 初期対応として、濡れた衣服を脱がせ、乾燥した毛布などで体を覆い、さらなる熱損失を防ぐことが推奨されます。
  • 重症低体温においては、心室細動などの致死性不整脈を誘発する可能性があるため、患者の取り扱いは穏やかに行うことが推奨されます。