川崎病
概要・推奨
概要
- 全身の中型血管に炎症が生じ、特に冠動脈に動脈瘤(冠動脈瘤)などの合併症を引き起こすことがあります。
- 急性期治療の目標は、炎症を早期に終息させて冠動脈瘤の発生を抑制することであり、可能な限り発症第7病日までに治療を開始することが望ましいです。
- 発熱がある場合の標準的な初期治療は、免疫グロブリン静注(IVIG)療法とアスピリン(ASA)の併用です。
- 標準治療を行っても解熱しない、あるいは再び発熱する症例(IVIG不応例)が約15~20%存在し、追加の治療が必要となります。
- 治療抵抗性が予測される重症例では、初期治療からステロイドなどを併用する強化療法が行われることがあります。
- 冠動脈瘤以外にも心筋炎、心膜炎、弁膜症、ショックなどの心血管系合併症が生じることがあり、病態に応じた適切な治療が必要です。
推奨
- 川崎病の初期治療として、免疫グロブリン静注(IVIG)とアスピリン(ASA)の併用が推奨されます。
- IVIG不応予測例に対しては、初期治療からプレドニゾロン(PSL)を併用することが推奨されます。
- IVIG不応予測例に対しては、シクロスポリンA(CsA)の併用も推奨されます。