粉瘤

概要・推奨

概要

  • 粉瘤はアテロームまたは表皮嚢腫とも呼ばれる、皮膚の下に生じる良性の嚢胞性腫瘍です。
  • 本来剥がれ落ちるべき角質や皮脂が、皮膚内に形成された袋状の構造物(嚢胞)に溜まることで発生します。
  • 中央に黒点状の開口部(へそ)を認めることが特徴で、圧迫すると悪臭を伴う粥状の内容物が排出されることがあります。
  • 顔面、頸部、背部など全身のどこにでも発生する可能性があります。
  • 通常は無症状ですが、細菌感染を起こすと発赤、腫脹、疼痛を伴う炎症性粉瘤になることがあります。
  • 悪性化することは極めて稀です。

推奨

  • 診断は、主に視診と触診によって行われます。
  • 超音波検査は、病変の大きさ、深さ、性状の評価に有用であり、実施が推奨されます。
  • 根治的な治療法は、嚢胞壁を含めた外科的切除です。再発を防ぐために、嚢胞壁を完全に摘出することが推奨されます。