女性の不定愁訴に対する漢方療法

概要・推奨

概要

  • 漢方薬は保険診療において投与可能であり、更年期障害の女性が呈する多彩な精神身体症状に対して用いられます。
  • 漢方医学には、女性の生理現象に関連して起こる精神神経症状を基調とする「血の道症」という疾患概念があり、更年期障害もこれに含まれると考えられています。
  • 更年期障害に対しては、「婦人科三大処方」と呼ばれる当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸の使用頻度が高いです。
  • 漢方治療は、西洋医学とは異なる独特の医学体系を用いており、本来は診断の結果でその患者の「証」を決定し投薬を行う必要があります。

推奨

  • 漢方処方としては、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸などを中心に用いることが考慮されます。
  • ホットフラッシュに対して、大豆イソフラボンなどを用いることが考慮されます。
  • 漢方治療や補完代替医療を行う際は、有害事象に注意を払うことが勧められます。