動悸
概要・推奨
概要
- 脈拍が不規則となる不整脈には、期外収縮や心房細動などがあります。
- 期外収縮が単発の場合や出現頻度が低い場合は、無症状あるいは症状の訴えが少ないことがあります。一方で、連発や出現頻度が多い場合には、動悸や結滞感を訴えることがあります。
- 756人を対象とした心房細動の症状に関する調査では、動悸症状が54%で最も多く、次いで息切れ、倦怠感、失神やめまい、胸痛の順であり、無症候性の患者は11%でした。
- 発作性心房細動では、突如房室同期がなくなり、同時に脈が速く不規則に打つため、動悸などの症状が強く出ることがあります。
- 発作性心房細動では動悸は79%に認められますが、永続性心房細動では45%です。
推奨
- 動悸の原因となりうる不整脈や、その背景にある冠動脈疾患、不整脈原性右室心筋症などの器質的心疾患、QT延長症候群やブルガダ症候群などの遺伝性不整脈疾患を検索するために、12誘導心電図を使用することが推奨されます。
- 症状の有無にかかわらず発作性の不整脈を検出するために、ホルター心電図の使用が推奨されます。
- 症状の有無にかかわらず発作性の不整脈を検出するために、ループ式イベントレコーダを使用することを考慮します。