輸血後の肺合併症

概要・推奨

概要

  • 輸血後の肺合併症には、主に輸血関連急性肺障害(TRALI)と輸血関連循環過負荷(TACO)があります。
  • TRALIは、輸血に伴って発症する急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の一つです。
  • TACOは、輸血による循環量の過剰な負荷によって引き起こされる病態です。

推奨

  • TRALIの治療として、低用量のステロイド剤(メチルプレドニゾロン1~2mg/kg/day相当)の使用が考慮されます。
  • TACOの症状が輸血の中止のみで改善しない場合には、治療的かつ診断的効果を持つ利尿剤の使用が考慮されます。
  • TACOの予防として、利尿剤を定型的(ルーチン)に使用することは推奨されません。