甲状腺腫瘍(診断と良性腫瘍の治療)
概要・推奨
概要
- 甲状腺腫瘍は、成人を対象とした診断、治療、経過観察に関する指針が示されています。
- 対象となる疾患は甲状腺腫瘍であり、非腫瘍性結節(橋本病、炎症性疾患)およびリンパ腫は対象外です。
- 近年、超音波検査などの普及により甲状腺がんの罹患率は増加傾向にありますが、死亡率はほとんど変化しておらず、過剰診断や過剰治療が課題とされています。
- 診断は、超音波検査や穿刺吸引細胞診を中心に行われます。
- 治療方針は、エビデンスに基づき、患者の状況や希望を考慮して決定することが重要です。
推奨
- 家族歴や甲状腺がんに関連する遺伝性症候群、小児期の頸部被ばく歴など、特段の甲状腺がん発症リスクがない無症状の成人に対する超音波検査による甲状腺がん検診は、行わないことが推奨されます。
- 妊娠中に乳頭癌と診断された場合、即時手術は行わないことが推奨されます。
- 成人の超低リスク乳頭癌には積極的経過観察が推奨されます。