緊張型頭痛

概要・推奨

概要

  • 緊張型頭痛は、国際頭痛分類第3版(ICHD-3)に基づき、頭痛の頻度によって稀発反復性緊張型頭痛、頻発反復性緊張型頭痛、慢性緊張型頭痛に分類されます。さらに、頭蓋周囲の圧痛の有無によっても細分類されます。
  • 一次性頭痛の中で最も有病率が高く、わが国における年間有病率は22.4%と報告されています。
  • 稀発反復性緊張型頭痛や頻発反復性緊張型頭痛の病態には末梢性感作が、慢性緊張型頭痛の病態には中枢性感作が関与していると考えられています。
  • 稀発反復性緊張型頭痛は通常、治療の対象となりませんが、頻発反復性緊張型頭痛と慢性緊張型頭痛で日常生活に支障がある場合には治療が必要です。治療は急性期治療と予防療法に分けられます。

推奨

  • 緊張型頭痛の診断は、国際頭痛分類第3版(ICHD-3)に準拠して行うことが推奨されます。
  • 頻発反復性緊張型頭痛と慢性緊張型頭痛で、日常生活に支障をきたす場合には治療が必要です。
  • 急性期治療の薬物療法では、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が推奨されます。薬剤の使用過多による頭痛(MOH)の発症に注意が必要です。