乳幼児健診
概要・推奨
概要
- 乳幼児健康診査は、子どもの心身の健康状況を総合的に把握し、健康増進に役立てるとともに、疾病の早期発見と早期治療のきっかけとなる情報を提供することを最も重要な目的としています。
- 特定の疾病や状況の把握に偏らず、社会面も考慮した総合的な観点から診ることが基本的な姿勢です。
- 個人の健康状況だけでなく、地域全体の乳幼児の健康状況を把握し、母子保健事業計画に活用することも意義の一つです。
- 医師、歯科医師、保健師、管理栄養士などの多職種が関わり、保護者が子育ての疑問や悩みを相談し、継続的な支援を得るための「出会いの場」としての役割も担っています。
- 医師は、問診での情報や身体計測の結果を参考にしながら、診察を通じて乳幼児の健康状況の全体像を把握し、「所見あり」か「所見なし」かの判定を行います。
- 子どもの状態によっては継続的な育児支援が必要となるため、多職種が参加するカンファレンス等に参加し、情報を共有して総合的に判断することが望ましいです。
推奨
- 健康診査での診察は、短時間でまんべんなく診ることが推奨されます。
- 異常を伝える際、疑いの段階で病名を伝えることは、保護者に不要な不安を与える可能性があるため慎重に行うべきです。
- 疑わしい所見があった場合は、単に「様子を見ましょう」という曖昧な指示は避け、いつまで様子を見るのか、その後はどこに相談・受診すればよいかなど、次に取るべき具体的な行動を示すことが望ましいです。