レジオネラ肺炎
概要・推奨
概要
- レジオネラ肺炎はLegionella pneumophilaをはじめとするレジオネラ属菌による呼吸器感染症です。
- レジオネラ肺炎は市中肺炎における頻度は1%程度と少ないものの重症化しやすく早期診断、早期治療が重要な疾患です。
- 高齢者、新生児、免疫抑制者は罹患・重症化のリスクが高く特に注意が必要です。
- 感染経路は、レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルの吸入であり、感染源として、入浴設備、空気調和設備の冷却塔、給湯設備、加湿器などが知られています。
- 診断は尿中抗原検査が有用です。
- 低ナトリウム血症などの電解質異常やクレアチンキナーゼの上昇などを伴う場合があります。
推奨
- 市中肺炎において意識障害や電解質異常など非典型的な症状や所見を伴なっている場合にはレジオネラ肺炎を積極的に鑑別に挙げる必要があります。
- 重症の市中肺炎に遭遇した場合もレジオネラ肺炎を想起することが重要です。
- 温泉や不衛生な施設での入浴歴の有無や職業歴、水回りの清掃を行ったエピソードの有無等を問診で確認します。