日本脳炎

概要・推奨

概要

  • 日本脳炎ウイルスは、フラビウイルス科に属するウイルスで、主にコガタアカイエカによってブタからヒトに媒介されます。
  • 世界的には年間約6万人の報告があり、そのうち約1.5万人が死亡しています。
  • 日本では近年、年間数名程度の発生報告にとどまっており、報告される患者はワクチンを接種していない人が多いとされています。
  • 感染しても発症するのは1%程度とされ、ほとんどは症状が現れない不顕性感染で終わります。
  • 潜伏期間は1~2週間程度です。
  • 主な症状は発熱や意識障害を伴う脳脊髄炎ですが、髄膜炎様の症状や運動麻痺が前面に出ることもあります。
  • 約25%が昏睡または死亡に至るとされ、生存した場合でも精神障害などの後遺症が残ることが多いです。

推奨

  • 本疾患を疑い、専門医に相談することが推奨されます。
  • 診断には、急性期と回復期のペア血清を用いて抗体価が4倍以上に上昇することを確認する方法が用いられます。
  • 髄液を用いたELISA法(IgM)やPCR法も診断に有用です。