精巣捻転症(精索捻転症)

概要・推奨

概要

  • 精巣捻転症(精索捻転症)は、主に思春期の男子に発生する急性の疾患です。
  • 適正な診断と緊急の手術治療が行われない場合、精巣が壊死に陥り機能を喪失する可能性があります。
  • 精巣機能の喪失は、患者の将来の精神的・肉体的健康、妊孕性、男性機能に大きな影響を及ぼす可能性があります。
  • 迅速かつ適正な診断と治療によって精巣機能の消失を回避することが、診療における主な目的です。
  • 鑑別すべき疾患には、付属小体捻転症、急性精巣上体炎、特発性陰嚢浮腫、陰嚢外傷、陰嚢水腫、鼠径ヘルニア、陰嚢蜂窩織炎、ムンプス精巣炎などがあります。

推奨

  • 急性陰嚢症を訴える患者、特に思春期の男子では、常に精巣捻転症を鑑別診断として考慮することが推奨されます。
  • 腹痛や悪心・嘔吐を主訴とする男子の診察においても、陰嚢の診察を行うことが重要です。
  • 精巣捻転症が臨床的に強く疑われる場合は、画像検査の結果を待たずに緊急手術の準備を進めることが推奨されます。