顎関節脱臼
概要・推奨
概要
- 顎関節脱臼は、下顎頭が関節窩から逸脱し、自力では元の正常な位置に戻せなくなった状態です。
- ほとんどが前方脱臼であり、片側性または両側性に発生します。
- 主な症状は、口が閉じられない状態(開口ロック)、疼痛、流涎、発語が困難になる構音障害などです。
- 原因としては、大きなあくび、嘔吐、歯科治療、気管挿管、外傷などによる過度の開口が挙げられます。
推奨
- 診断は、特徴的な臨床症状(開口ロックなど)と身体所見に基づいて行うことが推奨されます。
- 顎関節骨折など他の損傷との鑑別や診断確定のために、顎顔面CTやパノラマX線撮影などの画像検査を実施することが推奨されます。
- 急性顎関節脱臼の初期治療として、徒手整復が推奨されます。筋緊張や疼痛が強い場合は処置時の鎮静が必要なこともあります。