腰椎穿刺後頭痛
概要・推奨
概要
- 腰椎穿刺後頭痛は、腰椎穿刺後に生じる頭痛であり、通常は起立性頭痛を呈します。臥位で軽快し、立位や座位で増悪するという体位性の特徴があり、前頭部や後頭部の痛みとして現れます。
- 随伴症状として悪心、首の痛みやこわばり、光過敏や耳鳴、聴力変化を伴うことがあります。
- 時間の経過とともに起立性頭痛の特徴が不明瞭になることがあるため、詳細な病歴聴取が必要です。
- 基本的には1〜2週間以内に自然寛解する良性疾患ですが、時に難治性となり専門的な治療を要することがあります。
推奨
- 頭痛の発生を予防するため、腰椎穿刺時にペンシルポイント針(25~27G)で穿刺することが推奨されます。
- 腰椎穿刺後のベッド上安静は、頭痛の発生予防において必ずしも有効とはされていません。
- 治療の基本は、安静臥床と経口補水や末梢輸液などの保存的治療です。