マイコプラズマ肺炎

概要・推奨

概要

  • マイコプラズマ肺炎の診断は、非定型肺炎と細菌性肺炎の鑑別基準や血清診断、遺伝子診断によって行います。
  • 急性期の迅速診断法として、LAMP法を用いた遺伝子診断や、イムノクロマトグラフィー法による抗原診断が有用です。
  • 発熱、咳嗽や喘鳴などの臨床症状や、聴診所見などから本症を診断することは困難です。
  • LAMP法を用いた遺伝子診断法は、培養法との一致率が咽頭拭い液で95.6%、喀痰では98.5%、PCR法との一致率も97.8%と非常に高い検査法です。
  • 血清中の特異的IgM抗体を検出するイムノクロマトグラフィー法は、感染初期に偽陰性を示したり、成人の再感染例ではIgMの上昇が得られないことがあるため、迅速診断としての有用性は限定的です。
  • 咽頭ぬぐい液を検体とするイムノクロマトグラフィー法による抗原検出キットは、検出感度が60-75%程度ですが、特異度は100%近いと報告されています。

推奨

  • マイコプラズマ肺炎の急性期の診断には、LAMP法を用いた遺伝子診断、および、イムノクロマトグラフィー法による抗原診断が有用です。
  • マイコプラズマ肺炎治療の第1選択薬として、マクロライド系薬の7-10日間投与(アジスロマイシンを除く)が推奨されます。
  • マクロライド系薬の効果は、投与後48-72時間の解熱で評価します。