四肢外傷
概要・推奨
概要
- Primary surveyでは、主要な開放性血管損傷、切断肢、多発長管骨骨折など循環異常をきたす四肢外傷の発見と蘇生に努めます。
- Secondary surveyでは、重篤な機能障害をもたらす四肢損傷には主要血管・神経損傷、開放骨折、脱臼・関節内骨折、筋区画症候群、広範囲軟部組織損傷などがあり、積極的に診断します。
- 骨折の合併症である脂肪塞栓症候群や、長時間の殿部・四肢圧迫による圧挫症候群は、発生頻度は低いですが致死的であるため、常に念頭に置き早期に診断します。
推奨
- 四肢からの外出血に対しては、まず圧迫止血を行うことが推奨されます。
- 圧迫でコントロール不能な外出血に対しては、駆血圧が調節可能な空気止血帯の使用が推奨されます。その際の圧設定は、上肢では収縮期血圧+100mmHg、下肢では収縮期血圧+150mmHgを目安とします。
- 病院前で装着されたターニケットは、医療機関に到着するまで緩めないことが推奨されます。