慢性糸球体腎炎

概要・推奨

概要

  • 慢性糸球体腎炎とは、持続的な検尿異常(蛋白尿、血尿)や腎機能低下をきたす、免疫学的機序が主に関与する腎糸球体疾患の総称です。
  • 多くは無症状で、学校や職場の検尿で発見されますが、一部は肉眼的血尿、浮腫、高血圧などで発症します。
  • 数週から数ヶ月で急速に腎機能が悪化する急速進行性糸球体腎炎(RPGN)も含まれます。
  • 代表的な疾患として、IgA腎症、微小変化型ネフローゼ症候群、巣状分節性糸球体硬化症、膜性腎症などがあります。
  • 確定診断には、腎生検による病理組織学的診断がゴールドスタンダードとされています。腎生検によって腎障害の成り立ちや病態を把握し、治療方針の決定や予後の推定に活かします。
  • 疾患によっては適切な治療が行われない場合、末期腎不全に至る可能性があります。

推奨

  • 慢性糸球体腎炎の検査について
  • 持続的な血尿や蛋白尿を認める場合、原因精査と治療方針決定のために腎生検を検討することが推奨されます。特に、1日0.5g以上の蛋白尿を認める場合や、血尿と蛋白尿の両方を認める場合は、積極的に腎生検が考慮されます。