人工心臓弁植込み患者のフォローアップ
概要・推奨
概要
- 人工弁置換術後は、生涯にわたる定期的なフォローアップが必要です。
- フォローアップの目的は、人工弁機能不全や心機能低下、他の自己弁病変の進行などを早期に発見することです。
- 術後のフォローアップは、心不全症状の問診、聴診や経胸壁心エコー図検査(TTE)を中心に、術後約30日以内、術後1年、その後は1年ごとに行います。
- 特に生体弁では、術後10年以上経過した症例でも心エコー図検査による弁の劣化に関するフォローアップが重要です。
- 新たな症状が出現した場合には、その原因を究明するために速やかにTTEを行います。
- 人工弁機能不全や感染性心内膜炎(IE)が疑われる場合には、経食道心エコー図検査(TEE)を行います。また、人工弁の血栓やパンヌス形成が疑われる場合には、心臓CTも有用です。機械弁には弁透視も有用なことがあります。
- 溶血が疑われる場合には、弁周囲逆流の有無を評価するためにTEEが推奨されます。
推奨
- 全ての人工弁置換術後の患者は、生涯にわたり定期的なフォローアップを受けることが推奨されます。
- 新たな症状が出現した場合には、速やかに経胸壁心エコー図検査(TTE)を行うことが推奨されます。
- 人工弁機能不全や感染性心内膜炎(IE)が疑われる症例では、経食道心エコー図検査(TEE)を行うことが推奨されます。