急性喉頭蓋炎・喉頭浮腫

概要・推奨

概要

  • 急性喉頭蓋炎は、気道の確保が最優先される疾患です。
  • 一見落ち着いているように見えても、突然気道閉塞を起こして呼吸停止に至ることがあるため、注意深い観察が必要です。
  • 教科書的な三徴として、狭窄音(stridor)、流涎、発熱があります。
  • 患者は呼吸を楽にするため、まっすぐに座りあまり話さない傾向があります。
  • 原因微生物としてインフルエンザ菌b型が知られていますが、ワクチンが普及している国では小児例は激減しています。
  • 成人では、症状の強いインフルエンザ菌によるものと、ウイルス、他の細菌、真菌などによる比較的症状が緩やかな症例に分けられることがあります。
  • 化学的刺激や高熱などの物理的刺激も原因となり得ます。
  • 成人では小児に比べて頻度が少ないため、見逃されている症例も少なくないとされています。

推奨

  • 咽頭痛が激しい成人患者では、診察による気道閉塞を誘発したという報告はないため、喉頭蓋を観察することが推奨されます。
  • 急性喉頭蓋炎が疑われる場合、突然の気道閉塞のリスクがあるため、患者を帰宅させることは推奨されません。
  • 気管挿管が必要な場合は全身麻酔下で行い、常に気管切開の準備をしておくことが推奨されます。