足関節捻挫
概要・推奨
概要
- 足関節捻挫は、足関節がその生理的な可動域を超えて動かされることにより、靱帯が損傷(伸張または断裂)する外傷です。
- 最も頻度が高いのは、足関節を内がえしすることによって受傷する外側靱帯複合体(特に前距腓靱帯)の損傷です。
- スポーツ活動中に多く発生しますが、日常生活における階段の踏み外しなど、軽微な外傷でも起こり得ます。
- 急性期の対応が不十分であると、慢性足関節不安定症(CAI)に移行することがある。その結果、繰り返す捻挫や将来的な変形性足関節症の原因となる可能性があります。したがって、初期の正確な診断と適切な治療が重要となります。
推奨
- 足関節骨折の可能性を評価し、不要なX線撮影を減らすために、オタワ足関節ルール(Ottawa Ankle Rules)を適用することが推奨されます。
- 急性期の治療として、保護(Protection)と段階的荷重(Optimal Loading)からなる機能的アプローチが強く推奨され、冷却(Ice)は治療運動と併用して使用が検討されます。
- 疼痛と腫脹の管理のため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の短期的な使用を考慮します。