強直性脊椎炎(体軸性脊椎関節炎)
概要・推奨
概要
- 強直性脊椎炎(AS)を含む体軸性脊椎関節炎(axSpA)は、主に仙腸関節や脊椎などの体軸関節とその周囲の靱帯付着部に炎症をきたす疾患群です。
- 炎症性腰背部痛を主な臨床的特徴とし、末梢の関節炎、付着部炎、指趾炎のほか、ぶどう膜炎、乾癬、炎症性腸疾患(IBD)などの関節外症状を伴うことがあります。
- axSpAは、仙腸関節のX線所見に基づいて、X線基準を満たすaxSpA(r-axSpA)と、X線基準を満たさないaxSpA(nr-axSpA)に大別されます。
- r-axSpAは、改訂New York基準で定義されるASと大部分が一致する疾患と考えられています。
- ASは基本的に45歳未満で発症し、男性に多く、HLA-B27との強い関連性が知られています。
- nr-axSpAは、ASの前段階あるいは軽症型と考えられていますが、すべての患者がASに進行するわけではありません。
推奨
- 治療の目標は、症状と炎症のコントロール、構造的破壊の進行抑制、機能の維持・正常化、社会参加を通じて、健康関連の生活の質(QOL)を最大化することです。
- 治療は非薬物療法と薬物療法を組み合わせて行うことが推奨されます。
- 患者教育、定期的な運動、および禁煙が推奨されます。理学療法も考慮されます。