膵癌(化学療法)
概要・推奨
概要
- 膵癌の化学療法は、主に切除不能例や術後再発例に対して、延命と症状緩和を目的に行われる全身治療です。
- 切除不能進行膵癌に対する標準治療としては、ゲムシタビン塩酸塩単独療法に加え、FOLFIRINOX療法や、ゲムシタビン塩酸塩とナブパクリタキセルの併用療法が用いられます。
- 臨床試験では、局所進行例と遠隔転移例で治療成績が異なることがあるため、両者を区別して治療開発が行われる傾向にあります。二次化学療法や高齢者に対する化学療法は、局所進行と遠隔転移を合わせて検討されることが多いです。
- 化学療法のレジメン選択にあたっては、有効性と毒性のバランスを考慮し、患者の全身状態、年齢、併存疾患、そして本人の意向を確認することが重要です。
推奨
- 局所進行切除不能膵癌に対する一次化学療法として、FOLFIRINOX療法を行うことを提案します。
- 局所進行切除不能膵癌に対する一次化学療法として、ゲムシタビン塩酸塩とナブパクリタキセルの併用療法を行うことを提案します。
- 上記が行えない場合には、局所進行切除不能膵癌に対する一次化学療法として、ゲムシタビン塩酸塩単独療法またはS-1単独療法を行うことを提案します。