脚長不等
概要・推奨
概要
- 脚長不等とは、左右の下肢の長さに差がある状態を指します。
- 骨自体の長さに差がある「構造的脚長不等」と、骨盤の傾斜や関節の拘縮などにより見かけ上の長さに差が生じる「機能的脚長不等」に分類されます。
- 原因は、先天性のものと、骨折、骨端線損傷、感染症、腫瘍などによる後天性のものに大別されます。
- 軽度の脚長差は無症状であることが多いですが、差が大きくなると跛行、腰痛、変形性関節症、代償性の脊柱側弯症などを引き起こす可能性があります。
推奨
- 脚長不等が疑われる場合、問診にて原因となりうる既往歴や症状の有無を確認することが推奨されます。
- 身体診察では、上前腸骨棘から内果までの距離(棘果長:Spina Malleolar Distance)を巻尺で測定し、立位での左右の骨盤の高さを比較評価することが推奨されます。
- 正確な脚長差を評価するためには、全下肢長を撮影するX線規格撮影(OrthoradiographyやScanography)が推奨されます。