敗血症・敗血症性ショック
概要・推奨
概要
- 敗血症は新生児から高齢者まで、あらゆる年齢層で発症する可能性のある重篤な疾患です。
- 世界保健機関(WHO)は2017年に敗血症を世界が取り組むべき重要な医療課題に指定しています。
- 敗血症は、感染症に対する生体反応が調節不能な状態となり、重篤な臓器障害が引き起こされる状態です。
- 診療は集中治療室(ICU)だけでなく、救急外来や一般病棟など、さまざまな場所で行われます。
- 敗血症は、感染症(またはその疑い)があり、SOFAスコアがベースラインから2点以上急上昇した場合に診断されます。
- 敗血症性ショックは、敗血症の中でも特に重症な病態であり、急性循環不全により細胞障害・代謝異常が重度となり、死亡の危険性が高まる状態です。
- 敗血症性ショックは、敗血症の基準に加え、十分な輸液にもかかわらず平均動脈圧65mmHg以上を維持するために血管収縮薬を必要とし、かつ血中乳酸値が2 mmol/L(18 mg/dL)を超える場合に診断されます。
- これらの定義は、2016年に発表された国際的なコンセンサス(Sepsis-3)に基づいています。
推奨
- 敗血症に対して、人工膠質液の投与を行わないことが推奨されます。
- 初期輸液蘇生に不応の敗血症は集中治療が行える場所で管理することが推奨されます。