心臓突然死の予防
概要・推奨
概要
- 心臓突然死は、心臓病が原因と推定される急性徴候の出現から24時間以内に予期せず死亡することと定義されます。
- わが国では年間約79,400人が心原性の心停止で救急搬送されており、これは救急搬送された心停止患者の62%を占めます。
- 主な原因は、虚血性心疾患(心筋梗塞など)および心室頻拍(VT)や心室細動(VF)といった致死性不整脈です。
- 危険因子としてはVT/VFの既往、突然死の家族歴が特に重要です。その他、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、心房細動、腎機能障害なども関連するとされています。
推奨
- 心停止または持続性心室頻拍の既往がある患者さんには、心臓突然死の二次予防として植込み型除細動器(ICD)の植込みが推奨されます。
- 心筋梗塞後や心筋症などで心機能が著しく低下(左室駆出率35%以下)している(患者さんには、一次予防としてICDの植込みが推奨されます。
- その他、一次予防としてICDの植込みを考慮することが推奨されるのは肥大型心筋症、不整脈原性右室心筋症、ブルガダ症候群、心臓サルコイドーシスなどの特定の疾患や失神や突然死の家族歴などの危険因子を有する患者さん等です。