男性不妊

概要・推奨

概要

  • 不妊症の定義は通常1年ですが、女性パートナーが35歳以上の場合は6ヶ月を目安に、また男性側に既往(停留精巣など)がある場合は期間を待たずに早期の検査が推奨されます。その原因の約半数に男性側の因子が関与するとされています。
  • 日本では、不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けている夫婦は18.2%と報告されています。
  • 男性不妊症の原因は、主に「造精機能障害」「性機能障害」「精路通過障害」の3つに大別されます。
  • 日本の調査では、男性不妊症の原因の82.4%は造精機能障害であり、その内訳は特発性(原因不明)が51.0%、精索静脈瘤が36.6%と報告されています。
  • その他、性機能障害が13.5%、精路通過障害が3.9%を占めます。

推奨

  • 男性の不妊が疑われる場合、まず妊孕能に関わる病歴の聴取、身体診察、精液検査を行うことが推奨されます。
  • 精液検査で精子濃度1,000万/mL以下などの異常を認める場合は、内分泌学的検査(血中のLH、FSH、テストステロン測定)を行うことが推奨されます。
  • 精索静脈瘤の診断や精巣腫瘍などのスクリーニングのために、陰嚢超音波検査を行うことが推奨されます。