結節性紅斑
概要・推奨
概要
- 結節性紅斑は、主に下腿伸側に圧痛を伴う赤色の結節が出現する、皮下脂肪組織の炎症(隔壁性脂肪織炎)です。
- 発熱、倦怠感、関節痛などの全身症状を伴うことがあります。
- 皮疹は通常、数週間から数ヶ月で自然に消退し、潰瘍や瘢痕を残すことは稀です。
- 原因が特定できない特発性が約半数を占めますが、続発性として感染症(特にA群β溶血性連鎖球菌感染症)、サルコイドーシス、炎症性腸疾患、薬剤、妊娠などが原因となることがあります。
推奨
- 原因を特定するため、先行する感染症(特に咽頭痛)の有無、基礎疾患、内服薬、妊娠の可能性などについて詳細な問診を行うことが推奨されます。
- 診察では、皮疹の性状評価に加え、咽頭所見、リンパ節腫脹、関節所見などの全身的な評価を行うことが推奨されます。
- 原因検索のための初期検査として、血液検査(血算、CRP)、咽頭培養または迅速抗原検査、ASO値、胸部X線検査を行うことが推奨されます。