感冒(急性上気道炎・鼻副鼻腔炎)

概要・推奨

概要

  • 感冒(急性上気道炎)は、鼻汁、鼻閉、咽頭痛、咳、痰などの症状が同程度に存在するウイルス性疾患です。
  • 急性鼻副鼻腔炎は、感冒に続いて発症することが多く、急性に発症し4週未満で軽快する鼻副鼻腔の感染症です。
  • 主な症状は、鼻閉、鼻漏、後鼻漏、咳嗽のほか、頭痛、頬部痛などを伴います。
  • 原因の多くはウイルス感染であり、通常は10日以内に自然に軽快します。
  • 一部の症例では、発症から5日以上経過して症状が再び悪化する(二峰性経過)、あるいは10日以上症状が持続するなど、細菌感染への移行が考えられます。

推奨

  • 感冒(急性上気道炎)のほとんどはウイルス性が原因であるため、抗菌薬の投与は推奨されません。
  • 急性鼻副鼻腔炎も多くはウイルス性であり自然軽快するため、抗菌薬の適応は慎重に判断することが推奨されます。
  • 症状が軽症の場合や、発症から10日未満で症状の悪化がみられない場合は、抗菌薬を投与せずに経過観察することが推奨されます。