子宮体がん(進行期):Ⅱ期以上

概要・推奨

概要

  • 子宮体がんⅡ期は、がんが子宮頸部間質に浸潤しますが、子宮を越えていない状態を指します。ただし、頸管腺浸潤のみの場合はⅠ期とされます。
  • 子宮体がんⅢ期は、がんが子宮外に広がりますが小骨盤腔を越えていない、または領域リンパ節へ広がる状態です。具体的には、子宮漿膜や付属器への浸潤(ⅢA期)、腟や子宮傍組織への広がり(ⅢB期)、骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節への転移(ⅢC期)が含まれます。
  • 子宮体がんⅣ期は、がんが小骨盤腔を越えているか、膀胱や腸粘膜に明らかに浸潤している、あるいは遠隔転移がある状態です。膀胱や腸粘膜への浸潤(ⅣA期)、腹腔内や鼠径リンパ節転移を含む遠隔転移(ⅣB期)に分類されます。
  • 進行期Ⅱ期以上の症例は、初回治療として手術療法が行われることが多く、術後の再発リスクに応じて補助療法が検討されます。

推奨

  • 腟や子宮傍組織に病変があると推定される患者さんに対しては、完全切除を行うために準広汎子宮全摘出術あるいは広汎子宮全摘出術を提案します。
  • 術前に再発中リスク群・高リスク群と推定される患者さんには、骨盤リンパ節郭清を施行することを推奨します。
  • 骨盤リンパ節郭清に加えて、腎静脈下までの傍大動脈リンパ節郭清の施行を提案します。