IgA血管炎
概要・推奨
概要
- IgA血管炎は、主に小児に好発する代表的な血管炎です。
- 皮膚、関節、消化管の小型血管に炎症が生じる全身性の疾患であり、血管壁へのIgAを主体とする免疫複合体の沈着を特徴とします。
- 触知可能な紫斑、関節痛、腹痛を三主徴とします。
- 約30%の症例において、長期的な予後を規定する重要な合併症である紫斑病性腎炎を認めます。
- 一般的に予後は良好であり、多くは自然に軽快します。
- 治療は、皮膚、関節、消化器などの各症状に対する対症療法が中心となります。
推奨
- 関節症状に対して、消炎鎮痛薬の使用を検討します。
- 関節症状に対して、ステロイド薬は原則として使用しません。ただし、非常に強い関節症状を呈する場合は使用を検討することがあります。
- 消化器症状に対して、腹痛の早期消失や炎症の軽減を目的としたステロイド薬の投与が提案されます。