萎縮性腟炎

概要・推奨

概要

  • 周閉経期から閉経後の女性では、エストロゲンの低下に伴い、腟および外陰部の乾燥、痒み、灼熱感、性交痛などの不快症状がみられます。
  • これらの症状は、外陰腟萎縮(vulvovaginal atrophy: VVA)や、閉経関連泌尿生殖器症候群(genitourinary syndrome of menopause: GSM)という概念で捉えられます。
  • 局所あるいは全身的なエストロゲン療法は、腟上皮の成長と成熟、血流の改善、腟のpHの低下、腟上皮の厚さと弾性の改善に効果があります。
  • エストロゲン製剤の全身投与と腟内への局所投与は、ともに同等の有効性があるとされています。
  • 低用量のエストロゲンを局所療法として用いる場合、黄体ホルモンの併用は必要ないとされています。

推奨

  • 感染・炎症、腫瘍性病変、骨盤臓器脱がないか確認することが推奨されます。
  • 女性下部尿路症状(FLUTS)の有無をみることが推奨されます。
  • 局所に保湿剤や潤滑ゼリーを使用することが推奨されます。