眼科救急疾患

概要・推奨

概要

  • 眼外傷は、失明を含む重篤な視力障害を引き起こす可能性があるため、迅速かつ的確な対応が求められる疾患です。
  • 初期診療においては、まず生命を脅かす状態である気道、呼吸、循環などの安定化を最優先します。
  • 生命の安全が確保された後に、眼の損傷を評価し、専門医へのコンサルテーションを速やかに行うことが重要です。
  • 顔面外傷の一部として生じることが多く、機能的な問題だけでなく、整容的な側面にも配慮が必要です。

推奨

  • 受傷後の視力および視野を、可能な限り早期に評価し記録することが推奨されます。
  • 瞳孔径、瞳孔の左右差、形状、対光反射を評価することが推奨されます。尖った形の瞳孔は眼球破裂を示唆する重要な所見です。
  • 8方向への眼球運動を評価し、運動制限や複視の有無を確認することが推奨されます。