甲状腺癌

概要・推奨

概要

  • 甲状腺癌は、甲状腺に発生する悪性腫瘍の総称です。
  • 組織学的に、乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌などに分類されます。
  • 甲状腺癌の大部分は分化癌(乳頭癌、濾胞癌)であり、特に乳頭癌が最も多いです。
  • 分化癌は一般的に進行が緩やかで予後は良好ですが、未分化癌は進行が極めて速く、予後不良です。
  • 主な症状は頸部のしこり(結節)ですが、多くは無症状で、検診の超音波検査などで偶然発見されます。
  • 進行すると、嗄声(声のかすれ)、嚥下困難、呼吸困難などの症状が現れることがあります。

推奨

  • 甲状腺結節の評価には、第一に頸部超音波検査を行うことが推奨されます。
  • 超音波検査で悪性が疑われる結節に対しては、診断を確定するために穿刺吸引細胞診を行うことが推奨されます。
  • 治療の基本は手術による切除です。術式は、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無などを考慮して決定されます。