原発性アルドステロン症
概要・推奨
概要
- 原発性アルドステロン症は、副腎からのアルドステロンの自律的かつ過剰な分泌により高血圧を呈する、代表的な二次性高血圧です。
- 治療抵抗性高血圧の原因となることがあり、また治癒が可能な高血圧であるため、適切な診断と治療が重要です。
- 年齢、性別、血圧が同等の本態性高血圧と比較して、脳卒中、心肥大、心房細動、冠動脈疾患、心不全、蛋白尿などの脳・心血管および腎合併症の頻度が高いことが特徴です。
- 肥満、耐糖能異常、睡眠時無呼吸症候群の合併も多いと報告されています。
推奨
- 高血圧患者、特に原発性アルドステロン症の有病率が高い特徴を持つ患者群では、積極的なスクリーニングが推奨されます。
- 診断は、まずスクリーニング検査として血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)を測定し、その比(ARR)とPACの値で評価します。スクリーニングで陽性の場合は、原則として機能確認検査を行い、アルドステロンの自律的な過剰産生を証明します。
- 低カリウム血症や著明なPAC高値など、典型的な所見を全て満たす場合は、機能確認検査を省略できることがあります。