子宮筋腫

概要・推奨

概要

  • 子宮筋腫は、婦人科領域で最も頻度の高い良性腫瘍の一つです。
  • 多くの場合は無症状ですが、過多月経、月経困難症、圧迫症状、不妊症などの原因となることがあります。
  • 診断は、内診、超音波検査、MRI検査などを用いて行われます。
  • 急速な増大や変性所見がある場合は、子宮肉腫との鑑別が必要となります。
  • 治療方針は、症状の有無、筋腫の大きさ・位置・数、年齢、妊孕性温存の希望などを総合的に考慮して決定されます。

推奨

  • 無症状で巨大でなく、悪性が強く疑われなければ、定期的な経過観察が推奨されます。
  • 過多月経、月経困難症、圧迫症状、不妊などの症状がある場合は、治療が推奨されます。
  • 妊孕性温存の希望がない場合は、原則として子宮摘出術が推奨されます。手術の代替治療として、子宮動脈塞栓術(UAE)や、過多月経の改善を目的とした子宮内膜焼灼術、レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS)、薬物療法などが考慮されます。