腐食性物質中毒

概要・推奨

概要

  • 腐食性物質とは、強酸や強アルカリなどを指します。
  • 接触した組織に腐食作用や局所壊死を引き起こします。
  • 経口摂取した場合は、咽喉頭浮腫による気道狭窄や、食道・胃の穿孔、吐物の誤嚥による化学性肺炎などを引き起こすリスクがあります。
  • フッ化水素は特殊な腐食性物質であり、経皮曝露によっても体内に吸収され、遅発性に低カルシウム血症や低マグネシウム血症をきたし、致死的な不整脈を引き起こすことがあります。

推奨

  • 腐食性物質の誤飲などで致死的な病態を引き起こす可能性が高い場合、確実な気道確保が推奨されます。
  • 咽喉頭浮腫や粘膜障害により気管挿管が困難な場合は、外科的気道確保が適用されることがあります。
  • 消化管除染に関して、胃洗浄、活性炭投与、緩下剤の投与は、腐食性物質中毒に対しては推奨されません。